SSブログ

【モーニング】 友情とは違うもの [本]

小説が好きですが乱読派なわたし
新聞や雑誌の書評欄で紹介している本や
おもしろかった本についてる広告の本を次々予約して読んでいます
これはアンパパさんの持ち帰る会社のグループ内報で
紹介していた小説です
当然小路幸也という作家さんは初めて知りました

フィクションには
まるで自分のことを書いているかのようにそのまま理解できるものと
まるで想像したこともない自分とは別の世界のお話だからおもしろいものが
あると思います

『モーニング』は前者でした
大学時代をともに過ごした5人の男たち
45歳でそのひとりが亡くなり 久しぶりに顔をあわせた
ある理由でその後しばらくの時間を4人で過ごし
あるせっぱつまった理由で当時のことを思い出していくうち
わかってくるいくつもの事実
そして最後までわからない事実

自分にはそれと同じような経験はないとしても
でもその頃と同じ空気を味わったことは誰もがある
だから 彼らの気持ちがわかる だんだんわかってくる
友情とひとことで表せるものではない 仲間に対する思い
最後は 希望のある終わり方なのに 少し悲しい
だけど そうやって生きていくしかないんだ
わたしも

大学生って 大人のようなつもりでいるけど
振り返ってみると全然大人じゃない
ここまで大人になってみるとよくわかる

でも 還暦を迎えた頃に振り返って
40の頃なんてまだまだだったな とか思ったりしてね

モーニング Mourning

モーニング Mourning

  • 作者: 小路 幸也
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2008/03/19
  • メディア: 単行本



nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

おとなのお蕎麦カエルの子 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。